日記のページ(2001年-1)です。

・09/20 「中京テレビ」

今日は、映画村で「玉すだれ」でした。
13時の公演が終わったあと、中村座の楽屋を覗くと何処かの取材がやってきていました。どうやら「忍者ショー」の取材らしく、宍戸グループの方たちと打ち合わせをやっていました。
そして、14:45の「玉すだれ」が始まると客席に先ほどのスタッフがいらっしゃるではないですか。 15時半開始の「忍者ショー」の取材のために待っていらしたのでしょう。その中に、お姫様姿の美しい女性がいらっしゃるではないですか。
私は「玉すだれ」の公演の中でお客様と一緒に二人で作るものが 4・5種類ほどあり、 4・5人の方に前に来てもらって一緒に「ダブル玉すだれ」をやりますが、そのうちのひとりとして、そのお姫様にお手伝いをお願いしました。話を聞いてみると「中京テレビ」のアナウンサー「本田さん」という方でした。
「玉すだれ」の最終回が終わり俳優会館に帰ろうとしていたら、映画村内で先ほどの本田さんを見かけました。お姫様の格好から普段の姿にもどってらっしゃいました。
「忍者ショー」以外の映画村内の状況を撮影中のようです。そこで、私はずうずうしくも話し掛け、本田さんとお話をしてカメラが回っている中本田さんと一緒に「二重橋」を作りました。（スタッフにしてみれば、「余計なことをするな。」といったことかもしれませんが・・。ごめんなさい。）
私「母さん、あれが二重橋だよ。見えるかい？」
本田さん「・・・、はい。」
私「一緒に記念写真でもとろうか。はい、チーズ。」
それにしても、テレビの取材には慣れていない私です。ドラマ撮影ではカメラのレンズを見ることはありませんので、ついカメラの脇の方を見てしまいます。そして、ドラマの撮影よりカメラが私たちのずっと近くにありますので戸惑ってしまいます。
「いかん、いかん。」と思いつつ、レンズを見る事を意識してと努力しましたが、戸惑っている表情が写っているかもしれません。
スタッフの皆さん、迷惑がかかっていたとしたらどうも済みませんでした。「中京テレビ」をご覧になれる皆さん、ひょっとしたらお目にかかるかもしれません。残念ながら番組名がちょっと長かったので忘れてしまいました。特番みたいな番組名でした。新聞のテレビ欄で「忍者ショー」とか「映画村」という文字が出てきましたら、その番組かもしれません。ひょっとすると、そのくだり全部、カットになっているかもしれませんけど・・・。(^_^;)
本田さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。いつかまたお会いいたしましょう。 (09/20/2001)

・09/06 「ラス立ち（八丁堀の七人）」

今日は、「八丁堀の七人」の撮影。朝の 9時に撮影開始。
最初のシーンはみんなが能舞台を見ているシーンでした。このシーンが終わるのが 2時の予定でしたが、この時点でかなり遅れてセット終了が3時半でした。 1時間半の遅れです。
このセットのあと、しばらくの「中抜き」があり次の出番は夕食後の 18時 20分開始で「ラス立ち」です。本当に久しぶりのラス立ちでした。「捕り手」での出演。大悪が逃げ出すまでのラス立ちの前半がセットの撮影で 21時終了。
そして、大悪が逃げたあとの後半が「ナイトオープン」です。ところが、あいにくの雨。結構強く雨が降っていました。しかし、どうしても今日ラス立ちの撮影を終わらせたかったようで、雨の中を撮影強行しました。珍しいことです。
雨の中を撮影していて 23時ごろでしょうか、「菅田さん」という役者さんが靭帯損傷。結局、撮影中断を余儀なくされました。今日の撮影終了は 24時を回ってました。菅田さんの怪我がなく撮影を続けていたとしたら久しぶりの「26時終了」になっていたでしょう。今日の撮影終了がかなり遅かったため、明日の「八丁堀の七人」の撮影開始時間が 8時から 10時に変更されました。
「夜食」のお寿司をもらって帰ってきました。長い一日でした。(09/06/2001)

・08/04 「プロミス」CM、撮影

昨日と今日の 2日間で「プロミス」の CM撮影。
まずは、昨日。朝の７時に集合で各人がそれぞれメークしたり衣装を着たり準備をして、映画村の中にあるレストランで食事をして、12時撮影開始。リハーサルは前日に行っているので、スムーズにすすむかと思いきや、撮影するカットは「ピーカン狙い」のよう。この日は、かなり湿気もあってものすごく暑いくせに雲が多い。かなりの「天気待ち」で撮影がなかなかすすみません。太陽が出ているわずかな時間を狙って撮影です。
CM撮影は、普通のドラマ撮影と違ってスポンサーが納得するように同じカットを何度も何度も撮影します。それに、同じカットをアングルを変えてみたりしてなんパターンも撮影しますので、かなりの時間がかかります。結局、この日は 1人も倒れることがなく太陽もほとんど沈みかけた 7時ごろに撮影終了でした。でも、ほとんどの人がバテバテでした。
今日も 12時撮影開始。雲も少なく天気待ちも少なくカンカン照りだったんですが、昨日より少し暑さもましでしかも風もあり、昨日ほどしんどくはありませんでした。役者の人数も昨日より 50人ほど少ない人数で撮影。私たちは相変わらず踊ります。といっても、3パターンの踊りのうち一番難しい踊りが昨日終わっていたので、今日の踊りは気分的にかなり余裕がありました。でも、終了時間はやっぱり昨日と同じ、7時ごろ。やっぱり疲れました。
撮影されたカットのうち数カットのプレイバックを見ることができましたが、200人弱の踊りはなかなかでした。私は、「プロミス」の回し者じゃないですが、この CM、早く見てみたい気がします。

今回の撮影ではスタッフがかなり「熱中病」を気にしてか、オープンの家の中に「ドリンク」「おしぼり」「アイスノン」などいろんなものが準備してあって、休憩時間も結構あり、そしてもしものために看護婦も 2名待機をしておりました。
ところが、考えてみれば、10年程前はこんな猛暑の中をかつらをつけてよろいを着て、「日陰」も「ドリンク」も「しばしの休憩」もない状況で走り回り合戦シーンを撮影していたのですから、恐ろしいものです。

私個人的な話では、まず昨日は、御殿かごに乗った「殿様」でした。今回の撮影では、5種類のバージョンを撮影しました。その中の 1つのバージョンに出てくる「殿様」です。カメラ前を右から左へと通り過ぎていきますので、とても目立ちます。すぐに私が確認できると思います。ただし、顔ははっきりとわからない上、一瞬しか使用されないでしょう。
今日は「手代」の格好で踊ってました。メインのダンスチームの後ろなのでこれも、発見しにくいかも・・・。(08/04/2001)

・08/02 「プロミス」CM、リハ

今日は、「プロミス」の CMの撮影のリハーサルでした。9時に集合してまずは踊りの練習。うちの事務所のほかにも「JAC」「タレントプロ」「香住グループ」「神岡事務所」「NAC」「ひまわり」「ザクロス」などの事務所から役者が集まって総勢 200名弱のダンスチームができてしまいました。すごい人数です。
踊りの練習が終わり、午後は映画村にて「カメラリハーサル」。そして、さすが CM撮影です。食事は全員映画村内の「パディオス」内のレストランでの食事です。
食事が終わったあとは、いよいよオープンにて「カメラリハーサル」。暑さで倒れる人を出さないためか、踊りの練習中もカメリハ中も冷えたドリンクを出演者全員に配ったり、「アイスノン」（「ホカロンの反対で、もむとすぐに冷たくなるもの。私は初めて知りました。）を全員に配ったりかなり役者に注意を払っていたようです。
ところが、結局は出演者の 2名が暑さで倒れて救急車にて病院に運ばれてしまいました。明日・明後日は、かつらをつけて衣装を着ての撮影。今日よりもっと過酷な状況です。こんなことが起きなければいいのですが・・・。それにしても、200名弱の映画村でのダンスは爽快です。きっと。(08/02/2001)

・07/27 「ひとりでできるもん」

今日は、映画村で NHK「ひとりでできるもん」の撮影。
「まいちゃん」の生「パーでき！」を見てしまいました。
そして、何より驚いたことはまいちゃんの元気のよさです。子役が撮影に入って 3・4時間たつとやっぱり子供ですから普通は疲れが見えてきます。しかし、まいちゃんは元気です。朝 8時ごろから撮影が始まって夕方 7時ごろまでずーっと元気でした。ずーっとけらけら笑っております。すごい！
そして、夕方の 6時ごろ太陽も沈みかけて撮影できる時間も少なくなり、疲れから照明部さんも半分切れかかった頃、まいちゃんはちょっとの休憩で江戸時代の人の「かんざし」「刀」「着物」などを撮影しておりました。と、まいちゃんは VE(Video Engineer)さんの席に座り、拡声器を片手に「みなさ～ん、がんばっていきましょ～！」とか「巻いていきましょ～！」とかみんなに活を入れてました。当然、スタッフは皆「は～い！」と返事をします。おもしろい光景です。
時には、本番のあと監督がまいちゃんに「今の OKですか？」と聞くと「はい、OK～！」とまいちゃん元気に返事をしておりました。本当に疲れを知らない元気な「まいちゃん」でした。
こんなにハードな毎日なのにまいちゃんは学校にいけてるんでしょうか？ちなみに今回撮影した「ひとりでできるもん」は 8/20～24日の放送予定だそうです。(07/27/2001)

・07/17 「レッドシャドー試写」

今日、撮影所で「レッドシャドー」の試写を見てきました。
とてもおもしろかったです。「コメディー」です。しかし単なる「コメディー」に終わらずに「アクション」「カメラワーク」のすごさと「音楽」と「効果音」のおかげでとてもおもしろいそしてかっこいい映画になってると思います。久しぶりに見る「東映」の「娯楽作品」です。
2年程前に「京撮」で「赤影」を撮ると聞いたときは「いまさら赤影？」と思いましたが、とてもおもしろい「レッドシャドー」ができたように思います。
出てくる「アクションシーン」は「チャンバラ」ではありません。まさに「アクション」です。昔の「赤影」や時代劇の「チャンバラ」を期待しないでください。それ以上の「コメディー」と「アクション」を楽しめると思います。
福本清三さんの役の「斬られる・斬られない」問題は私としては「斬られなくて」正解のような気がします。「人を殺さない」というのが、中野監督の「赤影」の「テーマ」ですから。もちろん、福本先輩、さすがでございました。すばらしい存在感でした。ファンにとっては嬉しい限りでしょう。(07/17/2001)

・07/12 「再会」

ただいま、竹姫様が京都に来られております。昨日は、私が「暴れん坊将軍」の撮影中に「竹姫様」「隼人様」「理子様」「やまっち様」「よんよん様」、それに「ゆうり様」とお会いいたしました。
そして今日は、「玉すだれ」の合間に「竹姫様」「やまっち様」とお会いいたしました。「隼人様」と「余の顔様」も来られたそうですが、ちょっと忙しくてお会いすることができませんでした。残念でした。
こうして、ネット上のいろんな方と会えてそして会話ができて嬉しいかったです。本当に皆様ありがとうございました。(07/12/2001)

・07/09 「アフレコ（オヤジ探偵）」

今日の仕事は「オヤジ探偵」。
まずは、11時開始で「オヤジ探偵」の写真撮り。サラリーマンのかっこうで写真を撮りました。この写真は「オヤジ探偵」の第 7話か第 8話のドラマの撮影の時に使われます。どんなシーンで使われるんでしょうか。気になります。
そしてその後はアフレコでした。すでに撮影した映像に合わせて、しゃべります。といっても、その映像を撮影した現場には私は行っておりませんでしたので、他の役者さんの替わりにその役者さんの動きに合わせてしゃべるわけです。仕事とはいえ、他の役者さんのセリフです。複雑な気持ちでアフレコをいたしました。(07/09/2001)

・06/30 「暴風雨（千年の恋）」

今日、映画村での「寺子屋」の仕事が終わりメークを落としている時に、演技事務の西嶋さんが来られて、「このあと仕事する？」とのこと。
私はすぐに「はい。」と返事をしました。
撮影は、「千年の恋」。役柄は「民衆」。予定表を見ると、「暴風雨」のシーンで「雨濡れ」と書いてありました。衣装に着替えて第 13セットで 19時開始です。現場に行ってみると、私は暴風雨で壊れた家の下敷きになっている民衆の役でした。家の下敷きになっているのは、私ともう一人。そして、その横を通り過ぎる人が 3人です。
芝居のリハーサルが終わり、雨と強風のテストが終わりいよいよ本番。雨を降らせるためのホースが 3本。風用の大型扇風機が 2台。
10秒程度の短いカットでしたが、その雨の多さと風の強さの中家に下敷きになり仰向けに死んでいると実際息もできないほどでした。こんな強風雨のシーンの撮影は久しぶりで、何をすることもなくただ死んでいるだけなのになぜかちょっと嬉しかったです。
予定になかった仕事のため「海パン」を持って行っていなかったので、撮影が終わったあとは「ノーパン」で帰ってきてしまいました。(06/30/2001)

・06/07 「びっくり」

今日、撮影所で「川鶴さんですか？」と「かよさん」という方に不意に聞かれました。「そうですが。」と答えると「昨日、ホームページを見ました。」とのこと。撮影所内で私のサイトをご覧になった方がいらっしゃっても不思議ではないのですが、今回のように「ホームページを見ました。」と仰ってくれたのは初めてでしたので、びっくりしてしまいました。それと同時に、なんだか嬉しかったです。
話を伺うとかよさんは「千年の恋」の映画の中に出てくるもみじや桜などの季節に応じた花（造花）の担当のお仕事をされてるとか・・・。撮影所で仕事をして 14年。このような花の専門の仕事があることを初めて知りました。これからも、映画のワンシーンが美しい映像としていつまでも心に残るようにがんばってください。(06/07/2001)

・06/01 「知ってるつもり小林虎三郎」

5月 30・31日、6月 1日と「知ってるつもり」の「小林虎三郎」のビデオ撮りでした。
今日はあさ５時ごろに会社へ行きタクシーにて京都駅へ。その後、新幹線で東京に行き乗り換えて上越新幹線に乗り換えて、「新潟県長岡」へロケーション。スタッフと合流したらすぐに「八方台」という見晴らしのいいところに移動しました。そこで、メークして衣装に着替えてすぐに撮影です。テスト無しのぶっつけ本番。10カットばかり撮影してすぐにまた移動。
1時間ほど車で走り（この途中に車中でコンビニ弁当を食べる。）日本海へ。そこで「佐久間象山」役の山根さんと黒船来航のシーンを 10数カット。その後、また長岡に帰ってきて信濃川の中州で１０数カット。撮影が終わった頃には、もう 6時を回ってました。ひぇ～。
メーク落しもそこそこに車に乗り込み何とか 18時 01分の新幹線に間に合いました。この新幹線に間に合わなければ、今日のうちに京都に帰ることができないところです。ふ～、良かった。
その後最終の「のぞみ」に乗って京都へ。京都へ 23時半ごろつきました。仕事の内容より、移動時することで疲れた忙しい一日でした。
お土産も買う時間がなっかので長岡駅で売っていた「雪苺娘」というケーキを買ってかえりました。とっても甘くておいしかったです。(06/01/2001)