撮影に関係ない日記 02

・12/11 「宇宙戦艦ヤマト」

昨日、映画を観て来ました。この日記のタイトルの通り、「Space Battleship ヤマト」です。 私が小さい頃に、はまって見ていた「宇宙戦艦ヤマト」の実写版です。

私は特にヤマトの音楽のファンなので、「今回の音楽はどんなんだろう?」と期待して観に行きました。 他にも、「敵艦隊の戦艦のデザインはどんなんだろう?」、 「コスモタイガーの活躍はどんなんだろう?」という期待を持って観に行ったのです。

結論から言うと、これら、私が期待していたものはこの映画の中ではほとんど重要視されておらず、いささか残念ではありました。 ですが、その事を差し引いても、個人的には非常に満足した映画でした。宮川泰さんの曲は、今聞いてもやはり素晴しいです。

そして、この映画を見て、一つ、大きな発見をしました。

「私の仕事に接する今の姿勢は、 幼ない頃に見たこのアニメに大きな影響を受けていたんだな」という事でした。

ヤマトという大きな戦艦の中にいろんな部署が存在し、目立つ部署で働いていようと、地味な陰の存在のような部署で働いていようと、 その部署部署に属する人たちが自分の仕事に誇りを持って仕事をしている。 自分の専門以外の事に関してはその専門の部署を信頼し任せ、自分の専門の事に関しては責任を持ってそれに当たる。 ヤマトに乗っている全員が、 「この事はお前に任せるから存分にやってくれ。そして、この事については、俺に任せろ。 きっちりやってやるから。心配はいらん!」 と言うような職人気質な姿勢を持って、全員で大きな目標に向かっている。 私が理想とする仕事に対する姿勢です。

私自身、監督の要求に全て応えられる程の役者、大きな役をこなす事の出来る程の役者ではありませんが、 例えどんな役であっても私に仕事をくれると言うのであれば、 「ありがとうございます。私に任せて下さい。私の仕事をしてみせましょう!」という気持ちで仕事をしています。

私は、自分がやりたい仕事がする事が出来て、それでご飯を食べる事が出来ています。非常に幸せな事です。 しかし、現実の社会の中には、そのような方ばっかりではないでしょう。 自分の仕事に誇りを持っていず、生活の為になんとか仕事をこなしていると言う方もいらっしゃるでしょう。 そのように感じる事がしばしばあります。

でも、仕事は仕事なんです。目立つ仕事も、地味な仕事も、立派な仕事なのです。 誰かがやらなければならない仕事なんです。 どんな仕事に携わっているとしても、その仕事をしている事に誇りを持ってがんばりましょう。 大きな目標の為に・・。 (Dec 11,2010)