皆様からの「質問」を読んでみたい。

時折 ありがたいことに皆様からいろんなご質問を頂きます。
そこで、「まんかめさん」からのアドバイスにより そのご質問と返答をここに紹介させていただきます。 皆様のお役に立てば、幸いです。(02/15/2002)

質問

  • ・撮影に使った料理は 撮影後どうなる ? (答え)
  • ・かつらの種類 (答え)
  • ・ロケはほとんど京都近郊でするのでしょうか ? (答え)
  • ・実際に日本海へ撮影に行く事はないのでしょうか ? (答え)
  • ・職人を演じる時の練習 (答え)
  • ・自分の出演シーンは事前に見ている ? (答え)
  • ・奉公人などの揃いの半纏はその都度こしらえるの ? (答え)
  • ・「大奥」などのドラマの衣装は特別にあつらえたもの ? (答え)
  • ・ピアノなどの撮影では音は出しているの ? (答え)
  • ・さらしはなぜ巻いているの ? (答え)
  • ・普段絶対に褌が見えない演技のときでも褌を着用しているの ? (答え)
  • ・頭がかゆくなったらどうするの ? (答え)
  • ・時代劇の中でかつらがボソン!と落ちることありますか ? (答え)
  • ・家臣の家紋はみんな一緒 ? (答え)
  • ・撮影用の十手も木製 ? (答え)
  • ・矢や小刀が人や物に刺さるとき (答え)
  • ・刀で木や竹を切って倒れる場面 (答え)
  • ・障子破りの時の障子ってどうなってるの ? (答え)
  • ・火事場のシーンはどうやって撮影するんですか ? (答え)
  • ・川に飛び込むのは本人 ? (答え)
  • ・馬に乗るのは本人 ? (答え)
  • ・水はまり時のかつら。 (答え)
  • ・髷を切るシーン。 (答え)
  • ・刀は何でできているの ? (答え)
  • ・水はまりの時の衣装。 (答え)
  • ・刀でロープを切る仕掛け。 (答え)
  • ・立ち回りで刀が当たると痛くないですか。 (答え)
  • ・役者さんの貸し借りはありますか。 (答え)
  • ・東映の撮影所と松竹の撮影所はセットの貸し借りはありますか。 (答え)
  • ・役名がついていない役者さんも全員 名前が放送されますか ? (答え)

答え

撮影に使った料理は 撮影後どうなる ?

質問: 宴会とかのシーンで使った豪華な料理って撮影終了後どうなるんだろう。 案外本物でなくサンプルだったりして。さすがにお酒は本物ではないでしょうが・・・。

答え: 撮影中 本番以外はラップがかかっているのですが、やはり埃まみれのセットなどで撮影に使ったもの。 ほとんどのものは処分してしまいます。 食べ物(消えもの)がはっきり映らない場合は 食べられない作り物が使われることもあります。
お酒やビールなどは 基本的には 水やノンアルコール飲料です。

かつらの種類

質問: ちょんまげのかつらは何種類ありますか ? 殿、武士、浪人、町人その他それぞれ違うのでしょうか ?

答え: よく使うのが 町人用の「袋付き」、侍用の「御家人」と呼ばれるかつらです。(後頭部の形が違います。) そのほかにも 浪人の頭(頭の上の髪の毛が剃ってない頭・総髪)とかは「虫入り」とか呼びます。 白髪混じりのかつらは「ゴマ入り」。「乾いて候」の腕下主丞(かいなげもんど)のようなかつらは「襟切り」。 「御家人」のちょんまげが切られた形の「ざんばら」。 髪の毛を後ろでくくりポニーテールのようなかつらが「茶筅」。 特に、豊臣秀吉のようなくくった髪の毛が短く上をピンと向いているのが「棒茶筅」。 やくざのかつら(髷が真っ直ぐでなく曲がっている)が「いなせ」。髷の先が四角になった殿様用の「箱」。 色町の幇間用のかつらは、髷が2つに分かれています。 戦国時代や江戸時代初期 そして江戸時代末期など、時代によっても かつらの形が違います。

ロケはほとんど京都近郊でするのでしょうか ?

質問: ロケはほとんど京都近郊でするのでしょうか ?

答え: ほとんどは京都近郊で撮影します。 でも、時折どうしても富士山を写したいとか桜島を写したいとかいう場合は 日本の各地へロケーションへ出かける事も・・。
私も今までに 「静岡県」「新潟県長岡市」「山口県萩市」「長崎県」「沖縄県」などに ロケーションで行った事があります。

実際に日本海へ撮影に行く事はないのでしょうか ?

質問: あるサイトに「海のシーンを撮りに琵琶湖に来ました」とありますが、 実際に日本海へ撮影に行く事はないのでしょうか ?

答え: 日本海まで行って撮影する事もありますが やはり遠いので、海のシーンのほとんどは琵琶湖で撮影します。 しかし、そこそこ波の荒い海のシーンを撮りたいとなるとやはり日本海まで行かなくなくてはなりません。

職人を演じる時の練習

質問: 職人を演じる時は (その職人さんの仕事内容の)勉強や練習をするんでしょうか ?

答え: 映画の撮影などのように撮影期間に余裕があるときなどは やはり かなりの練習をしますが、 テレビなどのドラマの場合は 練習にそう時間は取れないこともあります。 しかし、練習を全くしない事はありません。本物の職人さんが来てくれて教えてくれます。

自分の出演シーンは事前に見ている ?

質問: 演技者は自分の出演シーンは事前に観ているのでしょうか ? それともテレビで初めて観るのでしょうか ?

答え: 基本的には、見ていません。しかし、フィルム撮影でなくビデオ撮りの場合は必ず本番の後に、 「チェック」と言って撮影したカットを見て問題がないかなどを確認します。 この作業は通常 監督とビデオエンジニアの人が行いますが、演技者も一緒に見ることもあります。
それから、撮影した日が せみの声などでうるさくて 撮影現場で録音した声が使えない時などは「アフレコ」になります。 この時は 既に編集済みの「映像」を見ながら台詞をしゃべりますので、 当然自分の出演シーンを見ることになります。

奉公人などの揃いの半纏はその都度こしらえるの ?

質問: 大店などで奉公人達が店の名前を染め抜いた揃いの半纏を着ている場面がよくありますが、 ああいうのは、その都度こしらえるのですか ?

答え: 新しくこしらえると言う事はあまりありません。職業ごとに半纏の柄はある程度決まってますから、 その職業にあった半纏を 以前に使用した衣装の中から選び、 その半纏に今回使用する店の屋号が入った襟を縫い付けて使用するようです。

「大奥」などのドラマの衣装は特別にあつらえたもの ?

質問: 「大奥」などのドラマに出てくる普通の時代劇にはめったに出てこないああいう衣装や鬘は、 特別にあつらえたものですか ?

答え: 全部の着物を新しく作ったら、物凄い衣装代になるでしょうね。 ですから、メインキャストの衣装は今回新しくあつらえた着物でしょうが、 その他のほとんどの衣装は以前に使用された衣装だと思います。 それらの衣装が保存してある部屋はたくさんあります。 今までのテレビドラマ・映画で使用した衣装は どんな時代の着物でもほとんど保存してあるようです。 これは、小道具にしても同じことでしょう。
髷に関しても、何度も結い直しをして使いますが、 重要なキャストの場合は 一から かつらを作ります。

ピアノなどの撮影では音は出しているの ?

質問: ドラマとかでピアノを弾くシーンがよく出てきますよね。 あのときは音は出していないのですか。手だけ別の方のものだったりしますよね。

答え: 撮影のときに音を出しているかどうかはその時で違います。 楽器演奏と一緒に誰かの台詞があるときは 声を録音しなければならないので 楽器の音は出しませんが、 その他の場合は実際に音を出したほうが芝居しやすいでしょう。 それから、楽器の練習する時間があまり取れない場合は、 手のアップなどを 別の人で撮影する事もあるでしょう。

さらしはなぜ巻いているの ?

質問: 上半身裸になるシーンで、お腹に白い布を何重にも巻いていますが、あれは何故巻いているのでしょうか ? また見えないシーンでもいつもお腹に巻いているのでしょうか ?

答え: さらしをなぜ巻くかという事になると私も詳しくは知りません。ごめんなさい。 でも、ふんどし姿のときはよく巻いてますよね。たとえば、博打場などのやくざとか 人足とか・・。 見えないときはほとんど巻く事はありませんが、 ときどき やくざの子分の役などの時は着付けの下に見えなくても巻いているときはありますよ。 ちなみに人足がつけている「六尺ふんどし」の場合は かなり長いのであまった部分を さらしのようにお腹に巻いてます。

普段絶対に褌が見えない演技のときでも褌を着用しているの ?

質問: 普段絶対に褌が見えない演技のときでも褌を着用しているのでしょうか ? 走ったり立ち回りのシーンで褌が見えてしまう時にだけ着用しているのかすごく気になります。

答え: 以前は見えないところにまでこだわり男性も女性もパンツなしで 男性はふんどしをという監督もいらっしゃったと聞いたこともありますが、定かじゃありません。 とにかく、現在はふんどしが見えるとき意外は はいておりません。

頭がかゆくなったらどうするの ?

質問: かつらを付けている時に、どうしょうもなく、頭がかゆくなったらどうするの ?

答え: 我慢する。そして、我慢する。どうしても、我慢できないときは 気合で我慢する。 最終手段としては、かつらの中に細〜い棒をなどをつっこみ掻く。(^_^;)

時代劇の中でかつらがボソン!と落ちることありますか ?

質問: 時代劇の中で、男女ともカツラを付けていますが、下向いた時、 ボソン!と落ちることありますか ?お辞儀をした時に、ツルッ!てずれるとか・・ ? ?

答え: 女性のかつらは男性のかつらより重そうだからありえるかもしれませんが、 男性の場合はちょっとやそっとではずれません。 というのも、その人の頭の形や大きさに合わせて かつらを作りますから。
ただし、チャンバラなどの激しい動きになると まれにアクションでかつらが飛んだりします。 特に、夏場は汗でかつらがはずれやすくなっていますので、 ちょっとのアクションではずれる事があります。 ですから、夏場でアクションがある時などは かつらを張るときに普段より強力な接着剤を使って張ります。

家臣の家紋はみんな一緒 ?

質問: ラスタチなどで、たくさんの藩士の方が、同じ羽織袴で出てこられますよね。 その家紋はみんな、同じ物を付けた衣装なのでしょうか ?一人ずつちがうのでしょうか ?

答え: 皆さんのご推察どおりに家臣たちも一人一人、違いますよ。 偶然誰かと一緒ってことはありますけど。

撮影用の十手も木製 ?

質問: 時代劇で使われる刀は樫の木で出来ていますが、十手もあれは木製なのでしょうか ?

答え: 普段はちゃんと金属製の十手です。 しかし、立ち回りのシーンでは、安全の為に木で作った十手を使いますよ。

矢や小刀が人や物に刺さるとき

質問: また、矢や小刀が人や物に刺さるときはどうしているのですか

答え: いちばん簡単な方法は あらかじめ矢を手に持っていて、 素早くその矢を刺さる部分(腕など)にあてて 刺さった芝居をする方法でしょうか。 壁に矢が刺さったりする時は 実際に矢を放って撮影することも多いでしょう。
そのほかには 矢が刺さる部分にあらかじめ刺しておいて カメラをパン(カメラを縦や横に振ること)することで 矢が刺さったように見せることもあります。 現在では 合成やCGなどもあるかも・・・。

刀で木や竹を切って倒れる場面

質問: よく刀で木や竹を切って倒れる場面はどう撮っているのですか。

答え: 真剣を使って実際に切ると言うこともあるようですが、この方法は滅多にありません。 木や竹の切れる予定のところを あらかじめのこぎり等で切っておいて それをもう一度つないでおいて 撮影の中で切れたように見せるという方法が一番多いでしょうね。

障子破りの時の障子ってどうなってるの ?

質問: 障子破って言おうか、突き抜けて斬られて出てくる場合の障子はどうなってるの ?

答え: 障子の穴があくところ付近の骨(というのかな)を あらかじめ折れやすくするために切れ目を入れておきます。 (その部分が折れないと身体に刺さったりして 非常に危ないですから。) 後は、その決められた部分に実際体当たりするのみです。私も2・3回経験あります。

火事場のシーンはどうやって撮影するんですか ?

質問: よく火事のシーンで家が燃えているところを逃げまどったり、 燃えている家に飛び込んだりするところはどのように撮っているのですか。

答え: まず、火が写らなくてもいいようなカットの場合は 火を使わず照明とスモークだけで撮影します。 壁や窓などに火が少し写る必要があるときなどは、灯油に浸した布をセットの壁や窓などに張り付けて カメラが回る直前に火をつけて カットがかかったらすぐに火を消します。 そして、次のカットの本番の時にまた火をつけて カットがかかったらまたすぐに火を消します。 この繰り返しで撮影していきます。
もっと火が写ってなくてはならないカットの撮影の時は、 スタジオ内のセットやオープンセットを燃やすわけには行きませんので、 撮影所内の駐車場に燃やすためのセットを組みます。 といっても、家を一軒建てる必要もありません。 入り口などの家の一面だけを作ればいいんです。 そのセットのあちらこちらにやはり灯油に浸した布をあちらこちらに貼り付け 本番前にいっきに火をつけて撮影します。
ところが、時には 丸々一軒家を燃やす時もあります。 昨年のテレビドラマ「さぶ」の撮影の時は 琵琶湖沿岸にオープンセットを組み 火事場のシーン以外の撮影を全部済ませたあとに、 その現場での最終日 家のあちらこちらに火薬を仕込み 火が燃え広がりやすいように あちらこちらに灯油を浸した布を貼り付けて 実際に爆破して撮影しました。
こんな場合は NGは許されないので、何度も何度もリハーサルをして本番に臨みました。

川に飛び込むのは本人 ?

質問: よく時代劇で斬られて、川とか水に飛び込んだり、落ちたりする場面がありますが、 それって本当に飛び込むのでしょうか。

答え: はい、本当に飛び込んでます。夏場はいいですが、冬の「水はまり」は かなり辛いです。 飛び込む前に心臓を水で冷やして、気合いを入れて はまっております。私も経験あります。 同じ飛び込みでも、橋の上や崖の上からなどの高いところからも飛び込みになると、 さすがにスタントマンの活躍になるでしょう。

馬に乗るのは本人 ?

質問: よく時代劇に乗馬のシーンがあるのですが、結構、俳優さん達が乗って馬を走られているけれどあれは、 本当に本人が乗っているのですか。

答え: 馬に乗れる役者さんの場合は 本人が乗っている事が多いです。 しかし、危険なカットの撮影などの時には スタントマンが乗っていることもあります。 もちろん、馬に乗れない役者さんが馬に乗っているカットがあれば それはスタントマンが替わりに乗ります。
ちなみに、私は、乗れません。でも、乗せられたことはあります。 罪人の役で両手を縛られて馬に乗せられて運ばれていきました。 馬の上からの眺めは思いのほか高く、すごく怖かったことを憶えております。

水はまり時のかつら。

質問: 池に飛び込んだりしたら、かつらの毛がぐしゃぐしゃになったりはしないのですか ?

答え: これも、着物と一緒で、水はまりがあるカットだけ ぐしゃぐしゃになってもいいかつらを使います。

髷を切るシーン。

質問: あるシーンで、髷を切ったりすると、あのかつらはどうなるのでしょうか ?

答え: このときも、同様です。 髷を切るカットだけ 簡単に切れるように仕掛けがしてあるかつらを使い撮影します。 切ってしまったあとのカットでは「ざんばら」のかつらを用意して そのかつらを使います。

刀は何でできているの ?

質問: それから、刀は何でできているのですか ?

答え: 木でできております。それを、重そうに持っているわけです。 しかし、アップなどの撮影で刀がはっきり写るような時は 金属でできている刀 (たぶん、ステンレス。私たちは「ジュラ」と呼んでます。)を使います。 こちらの方は、そこそこ重たいです。

水はまりの時の衣装。

質問: きたない池に着物のまま、飛び込んだりした着物は、その後、洗い張りに出して、 きれいになるものですか ?

答え: 着物には、「絶対に汚してはいけないもの (洗う事ができないものや 水分がつくと繊維がちぢんでしまうもの)」 「できるだけ汚して欲しくないもの(洗うことはできるが できるだけ洗いたくないもの)」 「汚れてもいいもの(既に使い込んでいるもの)」が あるようです。
ですから、池などにはまる時は 「汚れてもいい着物」を着ています。 場合によっては、普段は「できるだけ汚して欲しくない衣装」を着ていても、 水にはまるカットのときだけ 色やデザインが似ている「汚れてもいい衣装」を用意して その衣装を着て池などにはまります。

刀でロープを切る仕掛け。

質問: よく縛られている人の縄を、刀で切って解放するシーンがありますが、 あの仕掛けはどうなっているのですか ?

答え: 切られるロープの部分がはっきり見えるときには、役者をロープで縛ったあとに ロープの切られる部分を一度 カッターか何かで実際に切って その部分を針と糸で縫いつけます。 そうすると、ちょっと力を入れると すぐに切れます。
切られるロープの部分が 人の身体などに隠れて見えないときには、役者は実際に縛られずに ロープの端を手で持って縛られている芝居をする事があります。 この時は、ロープが切られる芝居に合わせて ロープを手から離し ロープが切れたという芝居をするだけです。

立ち回りで刀が当たると痛くないですか。

質問: 激しい立ち回りでは、実際に刀が当たっているように見えるのですが、どうなのでしょう ? もし当たっているのだとしたら、相当痛いのではありませんか ?

答え: 刀と刀がぶつかる場合は 基本的に当てます。 しかし、力入れてぶつけるとさすがに竹光ですから すぐに折れてしまいます。 そこで、刀と刀はぶつけるけれども 刀が折れないように力を加減して それでいて「力と力のぶつかり合い」のチャンバラに見えるように お芝居をするわけです。
刀で人を斬る場合は 東映京都では基本的に当てません。 本当に当ててしまうと 斬られた方は痛くて芝居にならないからです。 ですが、時により あえて刀を当てて斬る時もあります。これには、技術が必要です。 と言うのも、痛くないように当てるのです。 人に刀が当たる瞬間に 刀の面を横にして刀の側面が人に当たるようにしたり 斬られる役の帯の上や鞘の部分を狙ったり(帯の上や鞘の部分は少々強く当たっても痛くありません。) または、刀の切っ先の部分ちょっとだけが 斬られる役の人の身体に触れるように当てたりします。 これだけ気を使いながらも やはり力強く「叩き斬っている」ように見えるように芝居をするわけです。
また、斬られる方としても、たとえ 斬る役の人の技術がなくて刀が当たったとしても チャンバラに集中していますので、少々のことでは痛くはありません。 そして、斬られて倒れる時のアクションで怪我をすることなどは ざらにあることですから。

役者さんの貸し借りはありますか。

質問: 専属の役者さん達についても、貸し借りが行われる事があるのでしょうか ?

答え: 東映京都スタジオの役者が「松竹」や「NHK」の作品に出演したり、 東映の作品に「松竹」の役者さんが出演したりということもよくあります。

東映の撮影所と松竹の撮影所はセットの貸し借りはありますか。

質問: 東映京都撮影所と松竹の撮影所(またはそれ以外の撮影所)が協力関係を持って、 お互いの施設(オープンセットなど)を貸し借りする、というような事はありますか ?

答え: 滅多にないですが、まったくないということもありません。 実際、去年の木村拓哉さんが出演していた「忠臣蔵」も 松竹の制作にもかかわらず 東映の第1セットを使いました。

役名がついていない役者さんも全員 名前が放送されますか ?

質問: テレビの場合、役者さんは役名が付いてない場合でも全員、名前が放送されるのですか ?

答え: テレビに名前が出るかでないかは、台本に名前があるか名前がないかの違いです。 ですから、セリフはなくても台本に名前があれば その人の名前はテレビに出てきます。 逆に、台本はもらっていないが現場で急にセリフをしゃべる事が良くあります。 そのときは、名前が出ません。