今年(2004年)の 2月ごろに雑誌で Linuxの記事を見て興味を持ち、
ちょっと試してみたら Linuxにめっちゃ はまってしまいました。
最初は「Linuxは 設定などが難しい」という感覚を持っていましたが、
何の設定も必要なく、最初からインストールされているソフトを使用するだけでも
インターネットを使っていろんなホームページを見たり、メールしたり、
文書や表を作成したり、音楽を聞いたり、動画を見たりと、Windowsと同じようにいろんな事ができます。
もちろん、無料で使えるソフトもたくさんあるので、
インストールするともっと便利になります。
しかも、デスクトップ画面も Windowsに似ていて 操作にはほとんど困りません。
(というより、Windowsより機能的に優れていて、使い易いかも。)
そこで、私が思うLinuxの良い点・悪い点を書いてみましょう。
- ●良い点
-
- ・たくさんのソフトが自由に(無料で)利用できて、Windows同様にいろんな作業 (ホームページ閲覧、メール、文書作成、画像編集、ビデオ編集、音楽作成などなど)ができて、 自分の好みのデスクトップ画面を作ったり、自分の使いやすいキー操作などを設定できる。 (Windowsでも ある程度 可能。)
- ・自分に必要なソフトだけをインストールする事で、より安定した環境を作れる。
- ・Windows用のウィルスよりも Linux上で動作するウィルスが 少ない。 (それでも、「ウィルス対策ソフト」は インストールしておく方が望ましい。)
- ●悪い点
-
- ・最新技術のハードウェアは、ドライバが作られるまでのしばらくの間、 使用できない事がある。
- ・自分用にカスタマイズしたり、新しいソフトをインストールする時に、 多少勉強する必要がある事がある。 (しかし、ネット上にたくさんの情報があるので、すぐに解決する事も多い。)
- ・Windowsに比べると ソフトを開発する人(企業)が少ないので、 最新のネットゲームなどで遊びたい人には不向き。
Linuxの種類について
一口に Linuxと言っても、いろんな団体が便利だと思うソフトをあらかじめインストールした状態で
販売(もしくは、無料配布)をしています。これを、ディストリビューションといいます。
ディストリビューションにはいろいろあって、無料で試す事ができるユーザが多くて有名な Linuxには、
「Ubuntu」「Fedora」「Debian」などがあります。
手っ取り早く、ちょっとLinuxを試してみたい方には、「Live CD」というものがあります。
これは、CD一枚で提供されているLinuxで、インストールの必要はなく、
パソコンにこのCDを入れてパソコンの電源を入れるだけで起動するものです。
インストールの必要がないので、今あるWindowsの環境を壊す事はありません。
もし、気に入ったら、もちろんハードディスクにインストールして、Windowsと使い分ける事も可能です。
最近有名な「Live CD」としては、「Knoppix」「Ubuntu」「PCLinuxOS」「Slax」「Puppy Linux」
などがあります。
Linux関連の雑誌の付録についている時には、
そのCD(もしくは DVD)をパソコンに入れて電源を入れると使用できます。
また、各LiveCDのサイトからイメージをダウンロードして、それをCDに焼く事でも使用できます。
また、これらのLiveCDを持っていると、万が一、Windowsが起動できなくなった場合にも、
このCDからLinuxを起動させて、データを救出する事もできますので大変助かります。
ちなみに、私が現在使用しているディストリビューションは「Gentoo」です。
この「Gentoo」は 最初のインストールこそ面倒ですが、必要ないソフトを入れずに、
必要なソフトだけをインストールして、自分で一からパソコン環境を作って行くので、
動作も軽く楽しいです。
皆さんも Linux を 試してみては いかがでしょうか。(08/18/2007)
参考サイト
- ディストリビューションの総合サイト: DistroWatch.com
- Ubuntu の日本語サイト: http://www.ubuntulinux.jp/
- Fedora の日本語サイト: http://fedora.jp/
- Debian の日本語サイト: http://www.debian.or.jp/
- Knoppix の日本語サイト: http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/
- Gentoo の日本語サイト: http://www.gentoo.gr.jp/